2008年01月08日

隣家との窓が重なる場合の対処法はどうしたらいいの??

先日ご紹介させて頂いた物件(一戸建て)のご案内の時に、1ヵ所窓の外の丁度境界あたりに目隠しのフェンスがしてあり、隣家の窓との重なりがカバーされてましたので窓が重なる場合のプライバシーの問題についての話題がでました。

よくある問題ですので少しご説明します。

 民法の規定によれば、「境界線から1m未満の距離において他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側(ベランダを含む。)を設ける者は、目隠しを付けなければならない。」とされています(第235条第1項)。そして、その境界線からの距離は、「窓又は縁側の最も隣地に近い点から垂直線によって境界線に至るまでを測定して算出する。」と定められています(同条第2項)。

なお、「他人の宅地」というのは、現に他人がそこで「私生活」を営んでいる土地のことをいうとされており、単なる作業場所や事務所の場合には、これに該当しないと解されています(東京高判平成5年5月31日判時1464号62頁)。 また、「見通すことのできる窓又は縁側」とは、他人の宅地を見通すために設置されたというのではなく、見通そうと思えば物理的にいつでも見通すことのできる位置、構造のものをいうとされており、したがって、曇りガラスの窓がはめ殺しになっているのであれば、当然見通すことはできないが、開閉が可能なものであれば、たとえ、曇りガラスであっても、見通すことができるということになります(東京地判昭和56年12月25日判時1044号388頁)。

どちらにしても、これからお隣さんとして永くお付き合いしていく訳ですから、あんまり強固にならずお互いに納得のいくところで話をしていかれる方がいいと思います。
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